国内では電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)が一般販売され新しい車社会がスタートしました。
今後のEV・PHEVの 普及を支える重要な役割を果たすのが「充電インフラ」です。PHV・EV は従来のガソリン車とはエネルギー補給の場所やタイミングが異なります。充電設備があればどこでも充電が可能となるため、パブリックエリア(商業施設、駐車場など)での設置が進んでいます。
PHV・EV への充電設備には、大きく分けて普通充電器と急速充電器の2種類があります。
株式会社豊田自動織機は現在普通充電器の販売をおこなっております。
普通充電器とは、単相交流200Vまたは100Vが必要です。基本的な普通充電の考え方は、家庭や事業所などで充電を行う基礎充電(夜間)となります。また、外出先などで商業施設や駐車場などパブリックな場所で継足し充電をすることで、継続的にPHV・EVが利用可能になります。普通充電器は充電の時間はEVで約7〜8時間、PHVで1時間半程度かかるので、基礎充電、継足し充電の方法で多く利用されています。
急速充電器は、電源に三相200Vを使用し出力50kWが一般的です。充電時間が短いのが特長です。商業施設、サービスエリアなどのパブリックな場所や自動車販売店などで設置が進んでいます。急速充電器の充電時間は、約30分で80%となります。